壁打ち練習はバドミントンの実力向上に役立ちます。レシーブ力の向上に一役買うのは言うまでもありません。
しかし、壁打ち練習ができる環境は非常に少ないと思いませんか。
近年では体育館であっても壁面の保護の観点から、壁打ち練習を禁止している場合があります。また自宅だと騒音の発生や、壁に傷がついてしまうから壁打ち練習はできないとお悩みではありませんか?
そんなあなたはぜひ壁打ち練習専用アイテム「minton(ミントン)の壁」を検討してください。
今回は実際にmintonの壁を使った感想も掲載しているので、ぜひ最後まで本記事を読んでくださいね。
目次
「mintonの壁」の特徴
mintonの壁はスヴェンソングループの株式会社mintonから「壁打ち練習を、もっと楽しく。」をキャッチフレーズに販売開始されました。株式会社mintonはバドミントンに関するサービスを展開している企業です。
mintonの壁の販売だけでなく、Gappari(ガッパリ)という日本初の送料完全無料の宅配ガット張りサービスも運営しています。他にもバドミントン大会に特化したライブスコア配信サービスやバドミントンに特化した情報ポータルサイトを運営しています。
参照元:運営会社について/minton
またスポーツ庁の事業である「Sport in Lifeプロジェクト」にスポーツ関連団体として参画している企業です。
バドミントンの壁打ち練習はレシーブ力の向上やドライブショットの上達につながります。またグリップの持ち替えやラケットワークの向上も期待できます。何よりも一人で練習できるのが壁打ち練習のメリットでしょう。
そんな壁打ち練習をするために役立つmintonの壁の特長を5つ紹介します。
青色を基調とするデザイン
mintonの壁は青色を基調としたデザインです。これは集中力を高めたり、精神・肉体がリラックスできる効果があったりすることからこの色が選ばれています。
またmintonの壁には、最初から記号や模様などが印刷されていません。たくさんの情報が目に入り込んでこないで済むのもmintonの壁の特徴と言えるでしょう。
シンプルなデザインなので集中して練習可能です。
軽量で持ち運びがしやすい
mintonの壁は全幅と全高が82センチの正方形です。特に自宅などに送られてきた場合は、見た目が大きく感じます。しかし、大きく感じる見た目に反して重さはほとんどありません。
公式サイトにはボードが2.4キロ、卓上スタンドが1.6キロと記載されています。合わせても4キロしかありません。そのため持ち運びも非常に簡単です。
軽量なためジュニア選手(小学生以下のプレーヤー)でも楽に持ち運ぶことができるでしょう。また自宅でも一人で卓上スタンドをセットして、その上にボードを設置することはできると思います。
壁打ち練習に適した反発性能
壁打ち練習のために開発されたアイテムだけあって反発性能が優れています。コンクリートや木製の壁だとほとんど反発性はないので、跳ね返ってくるときは打ったときより速度は落ちて返ってきます。
その点mintonの壁なら反発性の高い素材を使用しているので、練習に適した速度で跳ね返ってきます。速いラリー展開を想定した練習が可能です。
またいくら強く打っても壁に勢いが吸収されてしまって、壁打ち練習が難しかったプレーヤーでもmintonの壁を使えば壁打ち練習ができるようになります。バドミントンを始めたばかりだったり、まだ強くシャトルを打てなかったりするジュニア選手におすすめです。
mintonの壁は「純」日本製
日本国内で原材料の手配から製造~梱包までを行っているのが特徴です。またmintonの壁は手作業でひとつひとつ丁寧に作られています。
手作業で行うことで、機械では再現できない精密なクオリティーを実現しています。ひとつひとつの品質を保つために、機械による大量生産は行っていません。
角度調整できる専用卓上スタンド
専用卓上スタンドを使うことで場所を選ばずに壁打ち練習ができます。どこかに吊り下げたり、壁に立てかけたりする必要がありません。さらに専用卓上スタンドなら傾きの角度を調整して練習することができます。
mintonの壁の傾き角度を変えることで、シャトルが跳ね返ってくる速度を調整することが可能です。
「mintonの壁」と「かべ打ち君」を比較
「mintonの壁」とエバーラケット株式会社が販売している「かべ打ち君」を比較してみました。下記の表に簡単にまとめたので、まずはこちらをご確認ください。
mintonの壁 | かべ打ち君 | |
全幅 | 82センチ | 85センチ |
全高 | 82センチ | 85センチ |
重量 | 2.4キロ | 2.8キロ |
価格 | ・ボード + 卓上スタンド ⇒24,200円 ・ボードのみ(卓上スタンドなし) ⇒22,000円 ・卓上スタンド(単品) ⇒4,400円 ※配送料:一律2,200円(※北海道, 沖縄は3,300円) | 35,200円(送料込み) |
自立式スタンド | 〇(有り) | ×(無し) |
mintonの壁とかべ打ちくんのサイズはほとんど変わりません。重量はわずかにmintonの壁が軽いと言えるでしょう。
この2つのアイテムを比較した場合、注目すべきは卓上スタンドが付属してもmintonの壁のほうが価格を抑えられている点です。かべ打ちくんは35,200円(送料込み)であるのに対して、mintonの壁はボードと卓上スタンドセットの商品が送料込みでも26,400円(※本州へ発送の場合)です。
なんとこの差額は8,800円です。
さらにこの卓上スタンドがあればすぐに練習をすることができます。ボードを立てかける壁やスタンド・イスなどがなくても専用卓上スタンドがあるため、すぐに練習に取り組めるのが特徴です。
【体験談】実際に「mintonの壁」を使ってみました
今回、株式会社minton様のご厚意でmintonの壁をお借りすることができました。まず宅配便で届き、配達員さんから受け取った時点で本体の軽さに驚きました。
サイズは先ほどお伝えしたとおり、82センチの正方形です。卓上スタンドは脚をたためるので、このサイズまで小さくすることができます。そのため収納するときは、この大きさで保管できるスペースが確保できればOKです。
開封して組み立ててみました。完成品の状態で手元に届くので、複雑な組み立て作業がないか心配する必要はありません。畳んであった卓上スタンドの脚を広げてボードを載せれば練習準備完了です。
mintonの壁はボードが軽く、また卓上スタンドも軽量なので壁打ち練習をしているうちに後ろに転倒してしまうのではないかと思いました。
しかし予想に反して、とても安定していました。
体育館の壁などを使った練習だと打つ先は決めずに打ちつければ、回数を重ねて続けることができます。一方でmintonの壁を使うと、82センチの正方形内を狙って打たないといけません。
この打つ先を決めるのはコントロールの練習に大いに役立つと感じました。mintonの壁を使えば、ただ漫然と跳ね返ってきたシャトルを打ち返すのではなく狙った場所に打つことを考えるようになるでしょう。
実際に壁打ち練習をしてみると壁に打ちつけるよりも大きな音はせず、跳ね返りがよかったです。コンクリートの壁を相手にするときは強く打ち込まないとシャトルが跳ね返ってきません。
この跳ね返りの良さはボードに使用されているフォーム材のおかげだと思います。また反発性の良さは、シャトルへの余計なダメージも軽減しているように感じました。
コンクリートの壁や木製の壁で壁打ちをすると、シャトルのコルク部のダメージが大きいです。壁打ち練習に使ったシャトルのコルク部を見ると、ブツブツとなって傷がついてしまっているのが分かると思います。
コルク部がダメージを受けるとシャトルの飛び方が変わってしまうので、壁打ち練習にも使えなくなります。シャトルへのダメージを抑えられるのもmintonの壁を使うメリットのひとつだと感じました。
また実際に使ってみて感じたのは卓上スタンドの角度が安定している点。卓上スタンドは強化段ボールで作られています。
この強化段ボールは東京オリンピック2020では、選手村のベッド素材として採用されていたそうです。耐久性や重量、安全性などの観点からこの強化段ボールを卓上スタンドの素材として選んだとmintonの壁の公式サイトにあるQ&Aで拝見しました。
卓上スタンドは角度を3段階で調整できるようになっています。角度はそれぞれ5°、9°、13°で調整可能です。ボードをセットしたら練習中にズレたり、外れたりすることなく固定されるので練習に集中できます。
mintonの壁の開発段階では、角度と反発力のバランスを調整するのに苦労されたそうです。反発層に採用したフォーム材と角度のバランスが悪いとシャトルが飛びすぎてしまったそうです。
何回ものトライ&エラーを繰り返しながらこの角度で決められたのでしょう。これらの商品開発の話から、卓上スタンドを自作するのは難しいと私は感じました。
すぐ壊れてしまったり、倒れてしまったりすると練習時間自体が削られることになります。自作するよりは購入して大切に使用して長く使った方が効率的だと思います。
「mintonの壁」の口コミ・評判
mintonの壁の公式サイトにmintonの壁を使った感想が掲載されています。その一部を紹介します。
最初に手に取った時の第一印象は『軽い!』でした。これなら練習場所に持っていくのも苦になりません。コートに入れない子たちが交代で壁打ち練習をしていますが、最初は続かなかった子もやり続けているうちに回数が伸びてきて、成果を分かりやすく実感できるので意欲的に取り組んでくれます。
茨城県 ジュニアチーム Re//Birth(リバース)
軽さに驚く人は多いようですね!成果が分かりやすいからジュニア選手でも楽しんで練習できるのかもしれません。
とにかく卓上スタンドが便利です!ボードの角度も調整できるので大人から子供まで練習できるのもすごく有り難いですね。特に小学2年生の長男は練習がない日はひたすら壁打ちしています。
埼玉県 漆山さんご一家
ボードの角度調整は好評のようですね。確かに角度調整すれば大人から子どもまで楽しく練習できると思います。
またTwitterでは下記のようなツイートを見つけることができます。
今日はmintonの平子さんが『mintonの壁』を試打で持ってきてくださいましたー
想像以上に難しいです💦
が、頑張れば続けられてるのでめちゃめちゃ楽しいです💕
平子さんお忙しい所ありがとうございました😊#mintonの壁#壁打ち pic.twitter.com/xtuULAfjZa— ふくろうクラブ(バドミントン) (@fukurouclubbad) March 20, 2022
mintonの壁、思ってたより100倍難しい💦シャトルが壁に当たってから真っ直ぐ返って来ないので😅
ラケットの面の使い方がダメなんだろうね…— モコちゃん (@masa109mtb) February 12, 2022
mintonの壁で日々壁打ち中
1番寝かせてドライブ打つ事が出来るのはデカい🤩
コレは普通の壁打ちでは出来なかった事だ
壁打ち楽しすぎる😆辞め時がわからん
— ぷにき (@mizunira_ojisan) January 23, 2022
これらのツイートからも分かるように、mintonの壁は自主練に最適なアイテムだということがお分かりいただけると思います。
youtubeで下記の動画を見つけられました。
このような使い方をした練習方法もあるんですね。ぜひ動画もチェックしてみてください!
【まとめ】「mintonの壁」で効率良く上達しよう!
壁打ち練習を効率的に行うには、mintonの壁などの専用品があったほうがよいです。自作して作ったとしてもうまくいく保証はありません。また貴重な練習時間を割いてまで壁打ち練習用具を作成するのはもったいない気もします。
壁打ち練習は、レシーブ力の向上やドライブショットの練習に効果的です。体育館や屋外などの広いスペースを確保できるなら、グリップの持ち替えをする練習にも適しています。反対に自宅などのスペースに限りがある室内であれば、コンパクトにラケットを振るラケットワークの練習になるので個人での購入もお勧めです。
mintonの壁は軽量のため、大人から子どもまで使うことができます。卓上スタンドがあれば、場所を選ばずに使えるのもこのアイテムの強みでしょう。壁打ち練習をしたくても、できる環境がなく困っているならば決して高い買い物ではないと思います。
少しでも気になったらmintonの壁公式サイトをぜひチェックしてください!