バドミントンでは小学生以下のプレーヤーのことをジュニア選手と呼びますね。ジュニア選手は成長途中で、体格差も大きいのが特徴。
それでもジュニア選手の体格に合わせてコートが狭くなったり、ネットの高さが低くなるわけではありません。つまり、大人と同じコート環境でプレーしなければならないのです。
だからといって大人たちと同じように跳んだり動いたりすることはできないのが現実。特にジュニア選手はフットワークの実力が、大きく選手の実力に影響してくると言えるでしょう。
今回はジュニア選手のフットワーク理論についてお話ししていきます。
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【バドミントン】ジュニア選手のためのフットワークとは
バドミントンをプレーするジュニア選手のフットワークは、小さく素早く足を動かすことがポイントとなります。そのためジュニア選手はツーステップも使用しつつ、メインはスキップ(ランニングステップ)・クロスステップを活用していくことをオススメします。
近年のトッププレーヤーの試合を観察しているとツーステップが多用されているのが分かります。
ツーステップとは動きたい方向に近い足を最初に出して、その後に出した足と反対側の足を最初に出した足に寄せる移動方法です。このツーステップのメリットは上半身が安定することにあります。
またコートフロント(ネット付近への)移動のときに前傾姿勢になりにくくなります。コートリア(バックバウンダリーラインの方向)へ下がる移動の際も、身体が大きく後ろへ反ってしまうのを抑えてくれます。
ただし、ジュニア選手ではツーステップだけの移動は難しいでしょう。
成人男性なら飛んできたシャトルに跳びついたり、大きく跳躍して動いたりしても姿勢は崩れにくいです。しかし成長途中の子どもで、筋力もできあがっていない状態で、しかも身長もそれほど高くない時期に大人と同じように動き回るのは不可能に近いです。
そこでスキップ(ランニングステップ)とクロスステップをメインにしたほうがよいと私は思います。女子シングルスの試合を参考にしていただければ分かりやすいかと思います。
男子シングルスはとにかく速いスマッシュなどのショットで、エースショット(決め球)を狙うのがセオリーです。これに対して女子シングルスの場合、相手選手を動かして姿勢を崩してエースを狙う傾向にあると言えるでしょう。
さまざまな意見はあると思いますが、女子の場合は男子と比較した場合、筋力が劣るためコートの奥からスマッシュなどの速いショットを打ってもエースショットにはなりにくいと私は考えています。そこでラリーの応酬によりチャンスを作り出して攻めるのが戦略としてはメジャーなのではないでしょうか。
ジュニア選手も女子の試合と同様にラリーの応酬を重ねていく中で、チャンスを見つけて攻めるのがセオリーとなっているでしょう。
このような試合展開になると一回のラリーが長くなるので、体力的にもしんどくなります。長時間の試合が予想される状況において、無理に跳躍して動いたり、高く跳ねたりすることは体力を大きく消耗します。
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そこでジュニア選手は、可能な限り体力を浪費しないためにスキップとクロスステップを多用してほしいと思います。大きく跳躍を繰り返すよりは、体力の消費は少なく済むでしょう。
また大きく跳ぶ必要を減らすためには、足を小刻みに動かすことも有効。高校生以上であれば、コート内をホームポジションからなら2歩で移動できるようになります。しかし、体格的にジュニア選手にはコートを2歩で端まで移動するのは現実的ではありません。
そのため、大きく移動をしてもコートの端までたどり着けない場合は、シャセ(次ぎ足)を利用しましょう。シャセとはツーステップに近い動きです。大きく跳ぶよりも素早く足を動かしてシャトルの落下点に移動したほうが安定したショットが打てます。
先ほど紹介した動画でも、大きく跳ぶよりも、安定した移動を意識しているように見えませんでしたか?ジュニア期にいる場合は、男女問わず女子選手の動きを観察してみると勉強になるでしょう。
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ジュニア選手のフットワークについてまとめ
ジュニア選手はスキップとクロスステップをメインで使用して、安定して体力消耗が少ない移動を心がけたほうがよいです。ジュニア選手の試合ではスマッシュがエースショットとなることが少ないので、ラリーが長時間化しやすいです。
そのため体力の消耗を抑えるためにカラダに負担の少ないフットワークを身に着ける必要があります。
参考にするといいのは女子の試合です。コートの中を動き回って相手の姿勢を崩し決める試合スタイルはジュニアの試合に近しい部分があります。
なによりジュニア選手は選手キャリアはまだまだ先があるので、ジュニア期にバドミントンがつまらないと思われないような指導をする必要があります。
練習を楽しみつつ、試合で勝てる練習ができる環境を整えてあげるといいでしょう。
トレーニング方法も工夫してあげるといいでしょう。参考にフットワークの練習度方法動画をひとつ紹介しますね。
もし、指導方法に不安や悩みがあるならバドミントンジュニア上達の極意を参考にしてみるといいでしょう。
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