バドミントンでフェイントにひっかからないのは、初心者である。なぜならそれは、相手が見れていないというまぎれもない証拠だからです。
逆に言えばフェイントにひっかかっているあなたは、ある程度の実力がついてきているという証明になる。これは素直に喜んでください。
でも、フェイントにはひっかかりたくないですし、フェイントにひっかかると打ち返せない(リターンできない)ことが多くなってしまうのもまた事実。
今回は、フェイントにひっかからないようにするためにはどうすればいいかお話しします。
目次
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バドミントンでフェイントにひっかからないようにするためには?
バドミントンでフェイントにひっかからないためには、自分がどの程度のレベルでフェイントに引っかかっているのかを正確に把握する必要がある。
自分の実力判断の基準として下記にレベルを1から4までで表記しました。あなたはどのレベルに当てはまりますか?
- フェイントにかからない
- フェイントにひっかかり足が止まる
- フェイントにひっかかるが、足が止まった後にシャトルを追える
- フェイントにひっかからない
レベル1:フェイントにかからない
これは初心者からまだ脱出できていないか、バドミントンの競技経験が浅いレベルで、この場合は冒頭でも述べた通りシャトルが打たれてから、シャトルを追ってるということ。
このレベルにいるということは、まだコートの中でシャトルを追っかける余裕しかない程度の実力しかないため、さらなるフットワークの強化を練習に取り入れるべきです。
フットワークが強化されてくると、シャトルの落下点へ素早く入ることができるようになるので、相手選手を見る余裕が出てくる。このレベルに達して初めてフェイントにひっかかり足が止まってしまうレベル2へランクアップできたと言えるでしょう。
レベル2:フェイントにひっかかり足が止まる
フェイントにひっかかり足が止まってしまい、動けないというのがレベル2の状態です。これは相手が打ってくるショットをある程度予測して動いている証拠。
しかし、動けないでシャトルを追えずラリーに負けているということは、自分がシャトルを打ったあとに問題があると考えられます。
例えばシングルスであれば、ドロップショットを打ったあとにヘアピンショットで返されると予測していたら、ロビングを打たれて頭上を抜かれてしまう場合。このときの自分の体勢をよく思い出してみてください。
ヘアピンがくると思って、必要以上に前のめりになっていませんか?この体勢では、体重が前にかかりすぎているため後方には動けない。体重が前にかかりすぎているから、後方に足を蹴りだすことができずに完全に足が止まってしまうのです。
解決策としては、自分がリターンしたあとにホームポジションへ戻ったら左右前後の体重バランスを中立にしておくこと。そうしておけば、相手からどんなショットが飛んできてもまず足が止まって動けないという状態は脱出できます。リターン後のホームポジションでの体重バランスを練習中に意識して改善しましょう。
レベル3:フェイントにひっかかるが、足が止まった後にシャトルを追える
このレベル3にまでこれれば、バドミントン中級者レベルと名乗ってもいいでしょう。しかし、足が止まってしまっていては、まだまだ上級者の仲間には入れません。
足が一度止まっても動けるということは、レベル2でお伝えしたホームポジションでの体重バランスがニュートラルにできている証拠。それでも遅れてしまっているということは、原因のひとつとして考えられるのは相手選手をちゃんと見れていないことが考えられます。
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相手選手をちゃんと見れていれば次にくるショットの予測がある程度立てられます。このちゃんと見るというレベルがかなり高い要求であることは間違いない。これは相手選手の足の動きから、体の向いている方向、ラケットの向きなど全てを正確に把握する必要があります。
プロの試合でもこの見極めがしっかりとできるかどうかはラリー展開、試合展開によって変わってくる。人間は予測できることに関しては身体に無駄な力が入りませんが、想定外の出来事には力んでしまい硬直してしまいます。
そうなると、正しい理想のフォームでのリターンはできない。プロ選手や上級者であればうまくリカバリーして、体勢を立て直せます。つまり、このレベルにまでこれれば上級者の仲間入りと言えるでしょう。
レベル4:フェイントにひっかからない
このレベルになるには、数多くのフェイントショットを受ける必要がある。試合経験も豊富で、バドミントンのキャリアも長く実力のある選手たちと試合を重ねていくとフェイントにかからなくなります。
フェイントをかけるほうは、ラケットの動きや視線、腕の振り方などを変えてフェイントをかけます。そこで、惑わされないためには、肩の動きや腰のひねり具合、つま先の向きなど体の中心に近い部分の動きを見るようにしてみましょう。
これらの動きを変えてしまうと基本的な姿勢が崩れてしまうので、そこに注目するのがポイント。例えばドロップとスマッシュショットを腕の動きで見極めるのは困難ですが、腰のひねりに注目してみると違いが見えてきます。
これらの動きは視線やラケットの面の向きなどと違って判別しにくいので、最初はうまくいかない。しかし、意識して見ることで少しずつ読めるようになっています。
フェイントにかかってもリターンする練習方法
フェイントにひっかかってもリターンするには「スピードノック(フィジカルノック)」で、どんな体勢からでもリターンはできるレベルを身に着けるしかない。
とりあえず、相手コートに返してその次に備えることができればチャンスはあります。相手がミスをしてくれるかもしれませんし、ラリーが続けばチャンスは訪れるかもしれません。
「スピードノック(フィジカルノック)」のやりかたは、とにかく文字通り素早くシャトルを次から次へと出して打ち返すという練習です。
まとめ
フェイントにひっかからないようにするのは難しいですが、フェイントにひっかかったからと言って諦めてはいけません。シャトルを追いかけてリターンする努力をするべき。
ラリーが終わるまで勝負は決まらないので、絶対に打ち返してやるという気持ちをもって試合に臨むことも重要です。フェイントにかかって棒立ちで何もできずに終わってしまうことの内容に普段の練習からフェイントを使うこともそうですが、フェイントにかかった場合のリターンをする練習もするとよいでしょう。
フェイントにかからないようなレベルを目指して日々の練習を頑張っていきましょう。
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