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バドミントンでスマッシュが打てない多くの原因は手首・打点にある

2018年9月10日

バドミントンでスマッシュが打てないと一言で言っても、「打てない」のレベルには差があります。

  1. スマッシュを打つとなると空振りする
  2. そもそもネットを越えない。シャトルを床に叩きつけてしまう
  3. スマッシュを打っているつもりが全然角度がつかない
  4. スマッシュの角度はあるが速度がもっとほしい

挙げていけばきりがないぐらいスマッシュに対する悩みはあるでしょう。それは個々人の実力によって変わってくるので、当然のことです。

 

今回は先ほど挙げたスマッシュが打てないと悩む人レベル2~3の「ネットを越えない、角度がつかない」と悩む人向けに原因と対策をメインに解説していきます。

バドミントンでスマッシュが打てない原因

結論から言うとバドミントンでスマッシュが打てない原因は、手首の使い方と打点に問題があることが多いです。それぞれ正しい手首の使い方と打点について説明していきます。

正しい手首の使い方

基本として、バドミントンをプレーしているときは手首はリストスタンドされていなければなりません。リストスタンドとは腕とラケットがV字の角度になっている状態です。

 

その上で腕の回内運動が行われれば、スマッシュは打てます。普段意識することのない回内運動ですが、日常生活の中で私たちは何気なく使っています。例えば丸いドアノブを回すときの動きであったり、ビンのフタを開ける動作も回内運動です。

 

スマッシュが打てないと悩んでいる人は、この回内運動を正しくできず扉をノックするときの手首の使い方(掌屈運動)をしていることが多いです。

 

このように掌屈運動をしているプレーヤーはインパクトの瞬間(ラケットがシャトルに当たるとき)に、ラケットのシャフトの向きが地面とほぼ平行になっています。これを解決するには、リストスタンドをしっかりとすることです。

 

手首を親指側に曲げるリストスタンドの状態を作ることで、掌屈運動がしづらくなります。あとはインパクトのときにリストスタンドの状態をキープできていれば、回内運動を行うことで強いスマッシュが打てるでしょう。

スマッシュを打つときの正しい打点

スマッシュを打つときの正しい打点は、自分の体の中心よりやや前方あたりが望ましく、インパクトの瞬間にはラケットの面と床の角度は60度ぐらいになっているのが理想です。

 

スマッシュに角度をつけようとして、むやみやたらに腕をおもいきり伸ばして、なるべく高いところで打とうとしようとしても意味はありません。下手をしたら肩の故障の原因となります。また何より無駄な力が入ってしまって不自然なフォームとなるので強いスマッシュは打てません。

 

スマッシュが浮いてしまうと悩んでいる人は、この打点が間違っていることが多いです。正しい打点はハイタッチをするぐらいの高さが理想。顔が正面を向いており、自分の手が視界に入るぐらいがベストです。

フォームが間違っている

冒頭であげた1.「スマッシュを打つとなると空振りする。」・2.「そもそもネットを越えない。シャトルを床に叩きつけてしまう。」この2つに該当するプレーヤーはまず正しいオーバーヘッドストロークを体に覚え込ませることから始めましょう。

 

スマッシュを打つときの基本動作は大まかに次のような流れです。

  1. シャトルの落下点で半身で構え(利き腕の肩を引くイメージ)
  2. インパクト時(シャトルがラケットに当たる瞬間)足を入れ替え跳躍(または跳躍しながら脚を入れ替え)して
  3. ラケットを振って打つ

状況によっては足を入れ替えて打てないこともありますが、基本的にはこの流れで打ちます。

 

したがってシャトルの落下点には余裕を持って移動できていてもコートネットに対して体が平行になっていたり、インパクト時の足の入れ替えができていなかったりして強いスマッシュが打てていない可能性があるのです。

 

またスマッシュがネットに引っかかるプレーヤーは肘が下がっているため、打点も下がり打ったシャトルがネットを越えないのです。スマッシュのフォーム改善には旗打ち練習が効果的です。

 

旗打ち練習とは学校の体育館であれば2階の観覧席から使い古したバスタオルやシーツなどを吊るして、ラケットを使いオーバーヘッドストロークでそのタオルなどを打つ練習方法です。

 

タオルなどを吊す高さは、腕を伸ばして(肘は軽く曲がる程度)届く高さにしましょう。ラケットの面が正面を向いてまっすぐに当たれば「スパーン」と甲高い良い音がします。もしラケットのガット面(ストリングス面)が斜めになっていると「ぼふん」とした冴えない音しか出ません。

 

またラケットの振り抜き速度やインパクト時のラケットグリップの握りこみや回内運動などがうまくできていなくとも大きな音はしません。オーバーヘッドストロークはスマッシュだけではなく、クリアやカット、ドロップなどオーバーヘッドストロークショットに共通するフォームです。

 

それぞれのショットを打つときにまったく別な動きだと相手プレーヤーに何を打つか見抜かれてしまい、試合で勝つのは難しくなるでしょう。

 

インパクトするまで相手プレーヤーに何を打つか読まれないようにしなければなりません。そのためにもフォームをしっかり体に覚え込ませないといけないのです。

 

参考:バドミントンの旗打ち練習!正しいフォームの作り方と打ち方

 

 

手首・打点改善のためのスマッシュ練習

スマッシュが打てない原因はいくつかあります。ここでは手首・打点に原因がある場合の改善練習方法を紹介します。

スマッシュの感覚をつかむ

スマッシュの感覚をつかむためにはネット前での「アタックノック」が適しています。やり方はノッカー(シャトルを出す人)に、ネット前でふわっとした軌道でシャトルを投げてもらい、それをラケットで打って相手コートになるべく角度をつけて打ち込みましょう。

 

狙う位置は、相手コートのショートサービスラインよりネット寄りです。この練習の目的は打点を前に持ち、下向きに強く打つという感覚を覚えることにあります。

 

慣れてきたらノッカーがシャトルを出すスピードを上げたり、あえて球出しの高さを低めに出したりするなどして、バリエーションをつけるとオーバーヘッドストロークの構えが素早くできるようになる練習になります。

 

またこのノック練習時は手首を固定して回内運動を意識することと、自分にとっての理想打点を見つけることを目標としてください。この2つの点をしっかりと意識できて打てていれば、目標としている位置へシャトルを打ち込むことができると思います。

 

ちなみにこのノック練習はシャトルへのダメージが大きいので、基礎打ちで使えなくなった羽の欠けたシャトルを使ったほうがいいでしょう。

 

参考:バドミントンのノック!初心者がすべきノックの仕方とは?

シャトルの落下点へ移動しスマッシュを打てるようになる

ネット前でのアタックノックで下向きへ打つ感覚が掴めるようになったら、実際にコートのホームポジション(センターポジション)からシャトルの落下点へ移動してスマッシュを打つ練習をしましょう。

 

このときノッカーは、ラケットを使用してシングルスのロングハイサービスのような山なりの軌道でシャトルを出してください。練習設備で利用可能なら、審判台や安定した台などに立った状態で手を使って球出しをしてもOKです。

 

この練習の際にあまりにも軌道の低いシャトルを出してしまうと、アタッカーがシャトルの落下点にうまく入ることができず、正しいフォームで打てません。そのため最初のうちは山なりの軌道でシャトルを打ち出すようにしてあげてください。

 

この練習での目標はシャトルの落下点に入り、オーバーヘッドストロークでスマッシュを打って、ネットをしっかり越えることです。どの位置に移動すればスマッシュが打てるのかを把握しましょう。

 

理想の打点、インパクトのタイミングなどを理解するよう努めてください。

 

 

まとめ

バドミントンの花形とも言えるスマッシュですが、まずは相手コートへしっかりと沈むよう打てるようになりましょう。そのためには手首を固定し、腕の回内運動を意識することと、打点を前にという意識を持つことです。

 

スマッシュを打つフォームは、クリアとドロップと同じオーバーヘッドストロークです。これらのショットの打ち分けはヘッドスピードや打点を調整することにより打ち分けをしていくことになります。

 

正しい基本フォームでスマッシュが打てるようになってきたら、さらにレベルの高いジャンピングスマッシュへ挑戦していくといいでしょう。

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