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バドミントンのダブルスにおけるフォーメーションの名称とローテーションのコツ

 

バドミントンのダブルスにおけるフォーメーションの名称は2種類ある。攻めに特化した「トップ&バック」と守りに特化した「サイド・バイ・サイド」です。

 

このフォーメーションをベースにして、ダブルスでは攻め方を決めていきます。フォーメーションが理解できていないと、攻め方の戦術を立てることはできない。

 

さらにこのフォーメーションは速いラリーの中で素早く切り替わっていきます。今回はこのダブルスのフォーメーションとローテーションについてお話ししていきます。

 

 

本記事参考教材:バドミントン上達革命~トップ選手になりたい中・高校生へ~ 【埼玉栄男子バドミントン部コーチ 山田秀樹 監修】DVD2枚組

 

バドミントンのダブルスのフォーメーション

 

バドミントンのダブルスのフォーメーションは冒頭でもお話しした通り2種類。それぞれの特徴について解説していきます。

 

トップ&バック

基本的なバドミントンダブルスの攻めのフォーメーションは「トップ&バック」になる。前衛と後衛が存在し、コートの前と奥をそれぞれのプレイヤーが担当しているフォーメーションです。

 

具体的なバドミントンダブルスの実戦をイメージしてみてください。後衛がスマッシュショットやカットショットなどの下向きの打球を打ちます。

 

このスマッシュショットなどに対して守備に回った相手ペアが、甘いショットをリターンをしたと仮定します。その時、攻めているペアには2つの可能性が考えられる。

 

前衛が打ちやすい甘いショットならば、スマッシュショットで崩れた相手の隙(守備の穴)にプッシュショットやヘアピンショットを打つ。後衛が打ちやすい甘いショットならば、相手の隙に再びスマッシュを打ちこみます。

 

トップ&バックは、前衛も後衛もそれぞれの攻め方で相手の隙をつける、攻めのフォーメーション。攻め続けることは辛いことが予想されますが、それでもトップ&バックのフォーメーションがとれたならば一気に攻め込んで、そのラリーを制することを考えましょう。

 

シングルスよりダブルスのほうがラリースピードが速いので、迅速にラリーを決めることが勝利へつながる。

 

 

サイド・バイ・サイド

「サイド・バイ・サイド」は、基本的に守備を目的としたフォーメーションです。横並びになり、コートの守備の穴を埋めるフォーメーションとなる。

 

具体的なバドミントンダブルスの実践例を挙げて考えてみましょう。相手のコートで誰もいないスペースが見えたら、そこが「守備の穴」と言えるので攻めるサイドからしたら、当然その「守備の穴」に対して攻めるのが妥当。

 

その時、サイド・バイ・サイドのフォーメーションは「守備の穴」を効率よく埋めることができます。すなわち、コートの左右であるフォアサイドとバックサイドのそれぞれにプレイヤーがポジションを取ることで、「守備の穴」はなくすことができる。

 

バドミントンのフットワークの基本ができていれば、前後への飛び出しはロスの少ない動きで出来ます。なぜなら、最短距離の前後だけの動きで移動できるから。

 

サイド・バイ・サイドを取ることで相手のいかなる攻め方にも対応可能となり、相手がシャトルを打ちあげてくれれば、トップ&バックへの切り替えも容易なのです。

 

 

ダブルスのローテーションとは

 

バドミントンでローテーションとはトップ&バックの選手が前衛と後衛が入れ替わること。また、サイド・バイ・サイドからトップ&バック、トップ&バックからサイド・バイ・サイドへの移動もローテーションと呼びます。

 

フォーメーションの中で入れ替わり攻撃を続けるコツは、ローテーションにある。ローテーションが上手くいかないと続けて攻撃ができないことにもなります。守備から攻撃に替わるローテンションがうまくいくかどうかも、ふたりのコンビネーションがとても重要。

 

ダブルスを始めて間もない人は、下記の記事も参考にしてください。ダブルスの基本を押さえてから練習試合へ臨まないと、何の成長にもなりません。

 

参考:バドミントンのダブルスで勝つ方法は?試合での戦術・攻め方について

 

 

ローテーションのコツ

まず、ローテーションが必要になってくるシーンは、ダブルスのパートナーの体勢が崩れた時です。お互い2人同士で戦うバドミントンのダブルスにおいて、1人が戦力外になってしまう(=体勢・姿勢が崩れる)ことは致命的なこと。

 

この瞬間、相手は必ず体勢が崩れた場所を穴と見て攻めてきます。それがバドミントンダブルスの攻め方の基本です。その瞬間を埋める動きがローテーションで、体勢が崩れていないもう一方の選手が、穴を埋めるために即座に動かなければならない。

 

すると、今度は動いたサイドが空いてくるのでそのサイドへと、体勢を立て直したパートナーが入ることによってローテーションは完了します。

 

こうしてポジションが入れ替わるのがバドミントンのダブルスの攻め方であり、ローテーションである。トップ&バックの場合、基本的に前衛と後衛は同じラインで移動し続けます。相手のショットの方向を見て空いたところに落ちてきた瞬間に、自然と前衛と後衛いずれかがその場所をカバーするために動く。

 

この時、カバーしたプレイヤーのパートナーもそれに合わせて前衛か後衛に移りますが、攻め方が守備に変わった瞬間サイド・バイ・サイドに切り替えて守りに入ります。

 

一言アドバイス
この切り替えを瞬時にダブルスのプレイヤー同士がそれぞれの役割を認識できることが、バドミントンダブルスの動きのコツである。

 

自分たちが今攻めているのか、それとも守っているのか、バドミントンのダブルスのプレイヤー同士で動きを合わせる必要があるのです。

 

参考:バドミントンのダブルスで勝つ方法は?試合での戦術・攻め方について

 

 

まとめ

 

バドミントンのダブルスの試合で勝つためにはまず、パートナーとの連携が取れることが必須となります。そのためにもまずは、パートナーと試合中コミュニケーションをとることが必要。

 

これができて初めてローテーションが可能となり、フォーメーションを組むことができて試合を有利に運ぶことができるようになります。お互いがお互いのやるべき役割を認識できていなければずっと試合で勝つことはできないでしょう。

 

長い間、同じパートナーと組んでいれば、言葉を交わさずとも自然とローテーションができるようになる。それができるようになる理由は、数多くあるバドミントンの試合のシチュエーションの中で、お互いの役割を認識することが正しくできるようになっているからです。

 

一言アドバイス
コンピを組んだ最初は、うまくローテーションできず苦労するかもしれません。ですが、正しい練習をふたりで積み重ねていけば試合で勝てるようになる。

 

シングルスと違いダブルスはふたりで同じコートサイドに立てるので、仲間がすぐそばにいるのが特徴。ラリーで勝てればふたりで喜びをその場ですぐに分かち合い、片方がミスをしてしまってもパートナーがすぐに励ませば、試合の流れも変わるでしょう。

 

せっかくダブルスを組むことになったならば、お互いにプラスの関係を築けるように普段の練習から密なコミュニケーションをとっていくといいでしょう。

 

 

追伸:本記事参考教材について

 

このバドミントン上達革命インターハイ常勝校の埼玉栄高校男子バドミントン部コーチである山田秀樹氏が監修している教材。

 

教材の中では試合で勝つためのあるポイントを5つ押さえて、勝つための戦術について解説しています。このことについては、【中高生必見】試合で勝つためのバドミントン練習方法!でお話ししているので確認してみてください。

 

 

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