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バドミントンの主審が使うコール~言葉・セリフ~をマスターしよう!

 

バドミントンの審判である主審が使うコールは英語で難しそうと感じていませんか?結論から言って、まったく難しいことなどありません。

 

基本的に決まった言葉しか使わないので、状況に合わせてコールする(言う)だけです。そして、主審で必要となるコールは日本バドミントン協会のホームページに掲載してある競技規則書に掲載されています。

 

したがって、非公式の大会ならばそのページの必要部分だけを印刷して、カンニングしながら主審を務めてもOKでしょう。

ですが、使う用語は限られているのでこれを機会にこのページを読んで覚えてしまいましょう。

 

なお、コールの言葉やセリフは公益財団法人日本バドミントン協会ホームページに記載している競技規則書より引用させていただいております。

 

バドミントンの主審が用いる主なコール・言葉・セリフ

 

試合開始時

大会によっては競技開始前に練習時間が設けられていて、最終調整とウォーミングアップのための時間があります。競技開始時間になったら<「トスをするので集まってください。」とプレーヤーを集めて下さい。

 

一言アドバイス
「トス」とはコイントスの「トス」で元は放り投げるという意味。日本では多くの場合においてコイントスではなく、じゃんけんをして決めることが多いです。

 

トスをしてサーブ・レシーブを決めてエンズが決まったら、試合開始。主審はプレーヤーと観客に聞こえるように大きな声でコールをします。

ちなみに試合開始時のコールのラブオールプレーの「ラブ」は「ゼロ」という意味。

 

コールは小規模の大会や非公式の試合では、下部の赤文字部分しか言わない場合があります。大事なのは誰がサーブを打って、誰がレシーブするのかをハッキリとさせること。

 

シングルスの場合

(個人戦)
「オンマイライトXさん、A(チーム名)、オンマイレフトYさん、B(チーム名)」(言いながら右、左を指し、Xさんがサーバーの場合)「Xさんトゥサーブ、ラブオール、プレー

 

(団体戦)
「オンマイライト A(チーム名)、レプリゼンティッド バイ Xさん、オンマイレフト B(チーム名)、レプリゼンティッド バイ Yさん」(言いながら右、左を指し、Aがサービングサイドの場合)「A トゥサーブ、ラブオール、プレー」。

※(W, X, Y, Zはプレーヤー名、A, B, C, Dは国名、チーム名)

ダブルスの場合

(個人戦)
「オンマイライト Wさん、A(チーム名)、Xさん、B(チーム名)、オンマイレフト Yさん、C(チーム名)、Zさん、D(チーム名)」(言いながら右、左を指し、Wさんがサーバーで、Yさんがレシーバーの場合)「Wさん トゥサーブトゥ Yさん、ラブオール、プレー

 

(団体戦)
「オンマイライト A(チーム名)、レプリゼンティッド バイWさん、Xさん、オンマイレフト B(チーム名)、レプリ
ゼンティッド バイ Yさん、Zさん」(言いながら右、左を指し、Aがサービングサイドで、Xさんがサーバー、Yさん がレシーバーの場合)「A トゥサーブ、Xさん トゥー Yさん、ラブオール、プレー

 

※(W, X, Y, Zはプレーヤー名、A, B, C, Dは国名、チーム名)

 

試合中の主なコール

試合中に行うコールは限られています。最低限次に紹介していくコールさえ覚えていれば、チーム内練習や校内試合で困ることはないでしょう。

サーブしたサイドが得点した場合・サーブ権が移動する場合

ゲーム開始後、サーブしたサイドが得点した場合は「ワン・ラブ」とコールします。反対にレシーバーサイドが得点した場合は「サービスオーバー・ワン・ラブとコールすることになります。

 

ゲームが進行していって同点になった場合、たとえば5対5なら「ファイブ・オール」とコールします。主審は得点とサービスオーバーのコールをしっかりプレーヤーと観客に伝えるのも役目のひとつ。黙々とスコアシートに記録を書き込むことだけが仕事ではありません。まずは、得点とサービスオーバーのコールをしっかりとすること。

 

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インターバルの開始と終了

競技規則書第16条に基づき、すべてのゲーム中に一方のサイドの得点が11点に達したら60秒を超えないインターバルを認めることになっています。また第1ゲームと第2ゲームの間、第2ゲームと第3ゲームの間に120秒を越えないインターバルが認められています。

 

したがって、11点になるラリーが終わったら「得点 + インターバル」とコールする。たとえば「イレブン・エイト・インターバル」などとなり、場合によってはサービスオーバーと付け加える。

 

インターバルが残り20秒となったら「(コート番号)+20秒」と2回繰り返してコールします。インターバルが終了したら、インターバルに入った時の得点をコールして「プレー」と合図する。

 

あなたが指導者・コーチとしているならば、特にこのインターバルは有効に使うこと。インターバルでの時間の使い方についてはバドミントンの試合中インターバルでのアドバイスのポイントとコツに目を通しておくと役立つでしょう。

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あと1点でゲームが終了するとき・あと1点でマッチ(試合)が終了するとき

どちらかのサイドが20点に達したときに20(トゥエンティー)に加えて「ゲームポイント」、試合が決まるのであれば「マッチポイント」とコールをすることになる。

 

例を挙げるならば「トゥエンティーゲームポイント・(マッチポイント)フィフティーン」、もしくは「トゥエンティーナインゲームポイント(マッチポイント)オール」となります。

 

ゲーム後

第1ゲームが終了した時点でまず、「ゲーム」とコールすること。サッカーでたとえると試合終了のホイッスルの代わり。この後にストップウォッチでインターバルの時間を計測し始めましょう。またそのゲームでの勝者・勝利チーム名とスコアをコールする。

例:「ファーストゲーム ワンバイ[プレーヤー名または団体戦の場合は(チーム名)のみ][スコア]」

 

第2ゲーム・ファイナルゲーム前

セカンドゲームは第1ゲームを制した選手・チームからサービスを開始します。勘違いされやすいですが、ダブルスの場合は、第1ゲームで勝った方のどちらのプレーヤーからサービスをしてもよいとされています。

 

第2ゲームがはじまるときは「セカンドゲーム・ラブオール・プレー」とコールし、ファイナルゲームがある場合は、「ファイナルゲーム・ラブオール・プレー」となります。

 

セカンドゲーム終了時に勝敗が決まらなかった場合はファイナルゲームとなるのですが、その際のコールは「セカンドゲーム ワンバイ[プレーヤー名または団体戦の場合は(チーム名)のみ][スコア]」となります。

 

一言アドバイス
またファイナルゲームへと続く場合は、さらに付け加えて「ワンゲーム・オール」とコールしてくださいね。

 

【まとめ】バドミントンの主審が使うセリフ

 

今回はバドミントンの試合をするときに主審がコールすべき最低限の用語について解説しました。他にも覚えなければいけないコールはありますし、ジャッジメントシート(審判用紙)へ得点を記録する作業もしなければならない。主審はその試合におけるほとんどの決定権を持っているので、大変重要な役割です。

 

審判用紙への記入方法については【初心者必見】バドミントンのスコアシートの書き方のルールで解説していますので、ぜひ参考にしてくださいね。

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主審を任された以上は、しっかりとその責務をまっとうしましょう。コールだけでなく、可能なら競技規則書の全てを把握しておきたい。しかし、実際には全て暗記するよりも審判を経験したほうが自信へと繋がります。

 

これは主審だけの話ではなく線審もサービスジャッジも、もちろんプレーヤーとしてもである。疑問点があったら、すぐに競技規則書を確認する習慣をつけましょう。

 

参照:競技規則(公益財団法人 日本バドミントン協会採択)

 

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