
バドミントンの審判である主審が使うコールは英語で難しそうと感じていませんか?確かに小学生や中学生になったばかりの人は難しく感じるかもしれません。
しかし基本的に決まった言葉しか使わないので、状況に合わせてコールする(言う)だけです。そして主審で必要となるコールは日本バドミントン協会のホームページに掲載してある競技規則書に掲載されています。
このページではバドミントンの主審が使う主なコールを紹介、解説していきます。なお、コールは公益財団法人日本バドミントン協会ホームページに記載している競技規則書に基づき一部は引用させていただいております。
目次
バドミントンの主審が用いる主なコール

バドミントンの主審が使う主なコールについては【バドミントンのスコアシートの書き方】のページでも紹介しています。スコアシートの書き方も不安な人はこちらも読んでみてください。
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試合開始時
大会によっては競技開始前に練習時間が設けられていて、最終調整とウォーミングアップのための時間があります。競技開始時間になったら「トスをするので集まってください。」とプレーヤーを集めて下さい。


トスをしてサーブ・レシーブ、エンズを決めたら試合開始です。コールは小規模の大会や非公式の試合では、下部の赤文字部分しか言わない場合があります。大事なのは誰がサーブを打って、誰がレシーブするのかを明確にすることです。
下記のコールは競技規則書の付録5より引用しています。W、X、Y、Zはプレーヤーの名前。A、B、C、Dは所属名(チーム名、都道府県名等)です。
2.1.1. シングルス 個人戦(Singles Tournament)
「レイディーズ アンド ジェントルメン」
「オンマイライト Xさん A(所属名)」
「アンド」「オンマイレフト Yさん B(所属名)」
(言いながら、右、左を指し、Xさんがサーバーの場合)
「Xさん トゥサーブ ラブオール プレー」2.1.2. シングルス 団体戦(Singles Team Tournament)
「レイディーズ アンド ジェントルメン」
「 オンマイライト A(所属名) リプリゼンティッド バイ Xさん」
「 アンド」「オンマイレフト B(所属名) リプリゼンティッド バイ Yさん」
( 言いながら、右、左を指し、A(所属名)がサービングサイドの場合)
「A(所属名) トゥサーブ ラブオール プレー」
試合開始時のコールのラブオールプレーの「ラブ」は「ゼロ」という意味です。個人戦ではサーバーの氏名を言い、団体戦では所属を言うと覚えておきましょう。
続いてダブルスのコールについて解説します。競技規則の付録5には下記のように書いてあります。
2.1.3. ダブルス 個人戦(Doubles Tournament)
「レイディーズ アンド ジェントルメン」
「 オンマイライト Wさん A(所属名) アンド Xさん B(所属名)」「 アンド」「オンマイレフト Yさん C(所属名) アンド Zさん D(所属名)」
(言いながら、右、左を指し、Xさんがサーバーの場合)
「Xさん トゥサーブ トゥ Yさん ラブオール プレー」
( パートナー同士が同じ所属の場合、所属名はダブルスペア2人の名前の後に一度だけアナウンスすればよい。例 「オンマイライト Wさん アンド Xさん A(所属名)」)
2.1.4. ダブルス 団体戦 Doubles Team Tournament
「レイディーズ アンド ジェントルメン」
「 オンマイライト A(所属名) リプリゼンティッド バイ Wさん アンド Xさん」「 アンド」「オンマイレフト B(所属名) リプリゼンティッド バイ Yさん アンド Zさん」
( 言いながら、右、左を指し、A(所属名)がサービングサイドで、Xさんがサーバーで、Yさんがレシーバーの場合)
「A トゥサーブ Xさん トゥ Yさん ラブオール プレー」
シングルスとの違いはレシーバーも紹介している点です。ダブルスでは誰がサーブをして誰がレシーブするのかまでコールします。団体戦のコールでは、サーバーの所属と氏名の両方言うのを忘れないようにしましょう。
試合中の主なコール
試合中に行うコールは限られています。先ほど解説した試合開始のコールと、次に紹介していくコールを覚えていれば、チーム内練習や校内試合で困ることはないでしょう。
サーブしたサイドが得点した場合・サーブ権が移動する場合
ゲーム開始後、サーブしたサイドが得点した場合は「ワン・ラブ」とコールします。反対にレシーバーサイドが得点した場合は「サービスオーバー。ワン・ラブ」とコールすることになります。
ゲームが進行していって同点になった場合、たとえば5対5なら「ファイブ・オール」とコールします。主審は得点とサービスオーバーのコールをしっかりプレーヤーと観客に伝えるのも役目のひとつです。黙々とスコアシートに記録を書き込むことだけが仕事ではありません。
参考:バドミントンのルールで正しい点数の言い方・数え方について詳しく解説します
インターバルの開始と終了
競技規則書第16条第2項に基づき、すべてのゲーム中に一方のサイドの得点が11点に達したら60秒を超えないインターバルを認めることになっています。また第1ゲームと第2ゲームの間、第2ゲームと第3ゲームの間に120秒を越えないインターバルが認められています。
第2項 インターバル
(1)すべてのゲーム中に、一方のサイドのスコアが11点になったとき、60秒を超えないインターバルを認める。ただし、ハンディキャップマッチ(付録2、3)の場合は除く。
(2)第1ゲームと第2ゲームの間、 第2ゲームと第3ゲームの間に120秒を超えないインターバルを認める。
〈テレビ放映のマッチではレフェリーがマッチの前に、本条第2項のようなインターバルが必要か、またその時間についての指示を出す〉
したがって、11点になるラリーが終わったら「得点+インターバル」とコールします。たとえば「イレブン・エイト、インターバル」などとなり、場合によってはサービスオーバーと付け加えるのです。
インターバルが残り20秒となったら「(コート番号)+20秒」と2回繰り返してコールします。インターバルが終了したら、インターバルに入った時の得点をコールして「プレー」と合図する。つまり「イレブン・エイト、プレー」とコールしてゲームを再開させるのです。
あと1点でゲーム・マッチ(試合)が終了するとき
どちらかのサイドが20点に達したときに20(トゥエンティー)のコールに加えて「ゲームポイント」、試合の勝敗が決まるのであれば「マッチポイント」とコールします。競技規則書では下記の条文に書いてあります。
3.1.10「 ゲームポイント…」例「20ゲームポイント6」または「29ゲームポイント28」
3.1.12「 ゲームポイントオール…」例「29ゲームポイントオール」
3.1.11「 マッチポイント…」例「20マッチポイント8」または「29マッチポイント28」
3.1.13「 マッチポイントオール…」例「29マッチポイントオール」
例を挙げるならば「トゥエンティーゲームポイント・(マッチポイント)シックス」、もしくは「トゥエンティーナインゲームポイント(マッチポイント)オール」となるのです。
ゲーム・マッチの終了後
第1ゲームが終了した時点でまず「ゲーム」とコールしましょう。この後にストップウォッチでインターバルの時間計測を開始します。またそのゲームでの勝者・勝利チーム名とスコアをコールしてください。
6.マッチ(試合)の終了(End of the Game/Match)
6.1 「ゲーム」
“Game.”
6.2「 ファーストゲーム ワンバイ 〔プレーヤー名 または団体戦の場合は所属名:チーム名、国名〕 〔スコア〕 」
“ First game won by“ ……….”〔 name(s) of player(s), or Member(in a Team Tournament) 〕…..’(score)”
6.3 「 セカンドゲーム ワンバイ 〔プレーヤー名 または団体戦の場合は所属名:チーム名、国名〕 〔スコア〕 」
“ Se cond game won by“ ……….”〔 name ( s ) of pl aye r ( s ) , or Member( in a Team Tournament) 〕…..’(score)”
6.4 「 ワンゲーム オール」
“One game all.”
6.5 「 マッチ ワンバイ 〔プレーヤー名 または団体戦の場合は所属名:チーム名、国名〕 〔全スコア〕 」
“ Match won by“ ……….”〔 name(s) of player(s), or Member(in a Team Tournament) 〕…..’(score)”
6.6 「 ……〔プレーヤー名〕」「リタイアド(棄権)」「マッチ ワンバイ 〔プレーヤー名 または団体戦の場合は所属名:チーム名、国名〕 〔全スコア〕」
“ …..’(name of player)retired, Match won by“ ……….”〔 name(s) of p l a y e r ( s ) , or Member(in a Team Tournament) 〕…. .’(scores)”
6.7 「 ……〔プレーヤー名〕」「ディスクオリファイド(失格)」「マッチ ワンバイ 〔プレーヤー名 または団体戦の場合は所属名:チーム名、チーム名〕 〔全スコア〕」
“ …..’(name of player)disqualified, Match won by“ ……….”〔name(s) of player(s), or Member( in a Team Tournament) 〕…..’(scores)”
第2ゲーム・ファイナルゲーム前
セカンドゲームは第1ゲームに勝利したプレーヤー(ペア)からサービスを開始します。ダブルスでは、第1ゲームで勝ったペアのどちらのプレーヤーからサービスをしてもよいとされています。
第2ゲームがはじまるときは「セカンドゲーム・ラブオール・プレー」とコールし、ファイナルゲームがあるときは、「ファイナルゲーム・ラブオール・プレー」とコールします。
セカンドゲーム終了時に勝敗が決まらなかった場合はファイナルゲームとなるのですが、その際のコールは「セカンドゲーム ワンバイ[プレーヤー名または団体戦の場合は(チーム名)のみ][スコア]」となります。さらに前述のコールに付け加えて「ワンゲーム・オール」とコールしましょう。
【まとめ】バドミントンの主審が使うセリフ


バドミントンの試合をするときに主審がコールする用語について解説しました。主審はその試合におけるほとんどの決定権を持っているので、大変重要な役割です。覚えなければいけないコールは多々あります。また審判用紙へ得点などの記録をしなければなりません。
審判用紙への記入方法についてはバドミントンのスコアシートの書き方で解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
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主審を任された以上は、しっかりとその責務を果たしましょう。全てのコールを暗記するよりも審判を経験したほうが覚えられます。また自信へ繋がります。疑問点があったら、すぐに競技規則書を確認する習慣をつけましょう。
参照:競技規則(公益財団法人 日本バドミントン協会採択)