ルール・競技規則

バドミントンのルールで正しい点数の言い方・数え方について詳しく解説します

2018年8月17日

 

バドミントンのルールで正しい点数の言い方・数え方をご存知ですか?

 

バドミントンをレクリエーションではなく、スポーツとしてプレイするのであれば、当然正しいコールをするべきです。

 

審判をしていて『1(いち) 対 0(ぜろ)』

 

なんて声に出して数えていたら、恥ずかしいですよ。この記事で、バドミントンの点数の言い方・数え方について学びましょう。

 

 

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バドミントンの点数の基本ルール

まず、バドミントンの点数についての基本ルールは下記の3つ

 

ゲーム方式は21点3ゲームで、2ゲーム先取のラリーポイント方式

ラリーポイント方式とはサーブをどちらがしたかに関係なく、ラリーに勝った方にポイントが入るルールのことです。2006年度の全日本実業団大会以降からこのラリーポイント制を導入しています。

 

それまでは「サイドアウト制」と呼ばれる方式を採用していました。これはサーブ権を持っているときにラリーに勝たないと、得点にならないルールでした。このサイドアウト制だとなかなか試合が終わらず、長時間になることが多かったです。

 

そのため選手にとっては技術よりも、体力と集中力が必要とされる状態でした。選手への体力的負担が大きすぎるため、現在のラリーポイント制になったという経緯があります。

 

一言アドバイス
私が中学生だった頃は、まだこのサイドアウト制でした。そのため試合が長時間におよんで、大会も夜遅くまでになることが多かったです。

 

20対20になったら、その後最初に2点リードした方がそのゲームでの勝ちとなる

20対20の同点になった場合は先に2点リードした方が勝ちになります。例えば20対20の状態からだったら、先に22点とった方がそのゲームの勝ちとなります。

 

21対20になった後に、21対21になったら先に23点目をとったほうがゲーム勝者です。

 

得点に2点差がつかなかったら何点まで続けるのか?

ゲームは2点差が開くまで、ラリーを繰り返します。繰り返していって得点が29点同点になったら、先に30点を得点した方がそのゲームの勝ちになる。

 

上記3つの基本ルールは、バドミントン全5種目において共通です。ちなみに全5種目とは、下記の5つです。

  • 男子シングルス
  • 女子シングルス
  • 男子ダブルス
  • 女子ダブルス
  • 男女混合ダブルス

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バドミントンの点数コールは英語で!

 

バドミントンのルールで正しい得点のコールは英語です。つまり、30までは英語で数えられなければならない。

 

得点の言い方で、特別なのは「0」を「ラヴ」と発音します。テニスでも「15-0」を「fifteen-love(フィフティーン-ラヴ)」と言いますね。この理由としては「0」が卵の形に似ているので、卵を意味するフランス語の「l’oeuf」(ルフ)が、英語の発音で「love」になったという説が有力です。

 

バドミントンの審判用語は、英語です。英語に苦手意識を持っている方は、がんばって覚えましょう!

 

試合を見たり、実際にプレーしたり審判を経験していけば自然と覚えられるので大丈夫!

 

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ゲーム終了直前のコールに注意

ゲ-ム終了時、つまりどちらかが20点に到達した時点でのコールがあります。

 

1ゲーム目は「・・・ゲームポイント・・・」とコールします。例えば「20ゲームポイント6」または「29ゲームポイント28」

 

2ゲーム目で勝負が決まる場合は「・・・マッチポイント・・・」とコールしてください。「20マッチポイント8」または「29マッチポイント28」とコールすること。

 

2ゲーム目で勝負が決まらない場合は、1ゲーム目と同様に「・・・ゲームポイント・・・」とコールします。そして2ゲーム目に同点となった場合は「・・・ゲームポイントオール」とコールする。

 

同様に最終ゲームの3ゲーム目で同点になった場合は「・・・マッチポイントオール」

 

一言アドバイス
試合の勝敗が決まる場合は「・・・マッチポイント」とコールするようにしましょう。

 

また点数をカウントする主審を務めるならば、審判用紙にも正しく記入できないといけません。

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審判用紙への記入方法については【初心者必見】バドミントンのスコアシートの書き方のルールの記事の中で解説しているので、不安な点がある人は合わせて読んでおくと良いでしょう。

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【まとめ】バドミントンのルールで正しい点数の言い方

 

得点のコールひとつを取り上げるだけでも、これだけ厳密に定められています。得点のコールの仕方を間違えたからといって、勝敗に影響するわけではありませんが、やはり間違えると恥ずかしいですよね。

 

特に指導する側の人であれば、このような細かいルールをしっかりと覚えておくべき。

 

教えてもらう立場からすれば、競技のルールさえ熟知していない人から教わりたくはありませんよね?反対に言えば、このような細かいルールまで知っていると尊敬されるかもしれませんね。

 

参考:バドミントンのルールでフォルトとなる場合は?名称と種類を徹底解説!

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一言アドバイス
ささいなことかもしれませんが、こういう知識の積み重ねが指導者としての威厳につながると言えるでしょう。

 

また部活動の顧問という指導者の立場にあるなら、試合中のマナーについてもしっかりと教えるべき。

 

試合中のマナーについてはバドミントンのルール・マナー、悪い態度は反則!?挨拶はしっかりとの記事でお話ししているので合わせて読んでみてくださいね。

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