バドミントンインアウト判定の基準は難しいですよね。結論から言うと、シャトルのコルク部分が少しでもラインに接地していればイン。
ショットによっては選手から見てアウトに見えても、線審であるあなたがインと判定すればインなのです。線審はそのラインに関する判定のすべての責任を負う。
したがって、自信を持ってアウトなら大きな声で「アウト」とコールしましょう。今回はバドミントンインアウトの基準について再度おさらいします。
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バドミントンインアウト判定の基準
バドミントンインアウト判定の基準は冒頭でも述べたとおりシャトルのコルク部分が少しでもラインに触れていればインです。
よくジャッジで迷うのがスマッシュなどの下向きのショットによりライン際にシャトルが落ちたときの判断。特にスマッシュの軌道は、確実にシャトルの台であるコルク部分から着地(最初にコートに触れる)する。
したがって、このようなシャトルの軌道であればシャトルのコルク部分が少しでもラインに触れればインで、羽根よりも最初にコルク部分がライン外の床に触れればアウトとなります。(羽根はインでも最初に着地したシャトルのコルク部分がアウト)
線審については下記の記事でもお話しているので参考にしてみてください。
参考:バドミントンのイン・アウトの判定~これを読めば線審が怖いことない~
サービス時のアウト判定について
画像引用元:競技規則(公益財団法人 日本バドミントン協会採択)
シングルスはサービスの時もサイドライン、バックバウンダリーライン(ロングサービスライン)は変わらないので間違えることはそうそうないでしょう。
しかし、ダブルスのときはロングサービスラインが、シングルとは異なってきますので注意が必要。上の図にもあるようにロングサービスライン(ダブルス)と書いてあるのは、ダブルスはラリー中は全面の広い線の中がインプレーですが、サービスのときはコートを横長に使います。
見えなかった場合は見えなかったとしっかりサインを出す
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バドミントンには他のスポーツにはないユニークな判定があることが一時期話題になりました。それがこの画像のように両目を手で隠すよく見えませんでしたというポーズの判定。
線審をやるならばインかアウト以外にもこのような判定があることは覚えておきましょう。インかアウトか良く見えなかったにも関わらずなんとなくで首をかしげながら判定をするのはやめてください。
その試合の選手からも信頼されなくなりますし、担当の主審も不安を覚えますので絶対にやめましょう。見えなかったら見えなかったと主審へ合図を送ってください。
そうして主審も判定ができなかった場合にはその試合はレット(=無効)になり、その直前のサーバーが再びサービスをしてラリーのやり直しとなるのです。
近い将来線審はいらなくなる?
ラリースピードの速いのがバドミントンというスポーツの特徴で、そのために線審という線を見てインかアウトの判定を審判を置くのがバドミントン。
しかしその判定を現在は人間が行っていますが、将来的には機械が判定してくれる日がくるかもしれません。それはホークアイシステムと呼ばれる技術の導入によってインかアウトの判断を行うというもの。
下記の動画は2014年のトマス杯(バドミントンで長い歴史を持つ伝統的な大会)の動画なのですが、その1分40秒あたりでシステムを利用した判定がされています。
上田選手がファイナルセットにてロブを上げて、マレーシアのリュー・ダレン選手がアウトと判断し見送ったのが、線審のジャッジではインと判定した場面。
一番間近で見ていたリュー選手がアウトと判断するのもわかるようなショットでしたが、機械の判定でもインでした。
もともとはテニスで導入され始めたこのホークアイシステムですが、このシステムはボールの弾道をCG映像で再現している。会場に設置された10第のカメラでボールの軌道を撮影し、その撮影結果を元に瞬時に計算されます。ボール弾道をCGとして再現し、イン・アウトの判定をしている。
このシステムの判定もすごいですが、人間である線審が微妙な判定を間違えることなく行えていることに賞賛を送りたいですね。テニスでは何度も審判にこのシステムの要求は出来ないそうです。ちなみに1セットにつき3回まで選手はシステム判定の申請ができるということ。
まとめ
バドミントンインアウト判定の基準は非常に難しいのは間違いありません。ですが、線審を務めるとなった以上は責任を持ってその責務を果たしましょう。
線審を務める上で大事なことは自信を持って判定すること。あいまいな判定や自身のなさそうな判定は選手に対しても主審に対しても失礼です。本文でも述べていますが、見えないなら見えなかったとハッキリと主審へ伝えましょう。
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