バドミントンのダブルスには、フォーメーションがあります。前衛と後衛に分かれるトップ&バックの攻撃的フォーメーションと守備に徹するためのサイド・バイ・サイドです。このフォーメーションについては、ミックス(男女混合)ダブルスにおいては、男子が後衛、女子が前衛になるのが望ましいとされています。それでもローテーションを行いシチュエーションに合わせたフォーメーションへ変化させる必要があります。
そして攻撃的フォーメーションのトップ&バックになったとき前衛・後衛というポジショニングが出てくるのです。このときに前衛と後衛の役割を理解しているペアとそうでないペアとでは実力に大きな差が生まれます。
今回はダブルスの戦術を考える上でも大切な前衛と後衛の役割について解説していきます。
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バドミントンのダブルスでの前衛と後衛の役割
バドミントンのダブルスにおける前衛と後衛の役割は当然ながら異なってきます。基本的には「前衛」は、前方を守り、「後衛」は、後方を守るという役割をになっているのです。
バドミントンというスポーツにおいて、ラリー中コートのどこから打つかによって、相手へのリターンショットはある程度決まってきますよね。
例えば前衛にいるときにネット際に浮いたショットが飛んできたら、全力でスマッシュを打つことはしません。プッシュショットでエースショット(決め球)を狙うでしょう。
またシングルスのようにドリブンクリアで相手の頭上を抜くのは難しくなります。コート内に二人いるので、移動距離はシングルスに比べて短くなるからです。そのためダブルスにおいては、後衛からのショットはスマッシュ、ドロップ、ハイクリアに限られてくると思っていいでしょう。もちろんシチュエーションによってはドリブンクリアが有効なときもあります。ここで覚えておいて欲しいのは、シングルスと比べるとダブルスは球種が限られてくるということ。
次の展開をある程度予測することで、試合展開を有利に運べるようになります。
ダブルスでは、シングルスと異なってパートナーがコートのほぼ半分を守ってくれているので、ひとりでコート全体をカバーする必要はありません。
しかしその代わりに、ダブルスでは2人の長所を上手く活用するために試合中のフォーメーションを考える必要があります。
ミックスダブルス(男女混合ダブルス)ならば、男子が後衛、女子が前衛のほうが好ましいと言われています。理由のひとつは男子が後衛にいたほうがスマッシュで攻めることができるからです。
参考:バドミントンのミックス(男女混合)ダブルスでの配球・戦い方・フォーメーション
また身長差があるペアならば、なるべく長身の選手が後衛につける状況を意識的に作り出すと攻めが有利となるでしょう。またペアの実力差が大きい場合はローテーションを行わず、ポジションを固定してしまうのもひとつの戦略。
トップアンドバックのときは前衛としてチャンスがきたときにすぐに打ち込める状態で構えておく。そして守備体制であるサイドバイサイドのフォーメーションに変わるときは、ネットから距離を取ってレシーブができる位置まで下がるようにしましょう。
前衛での役割とは
前衛の役割とは結論から言うと、迷わないこと。前衛がシャトルに対応しているならば、後衛は前衛に任せて、次の返球に備える位置に移動する必要があります。
しかし、ダブルスのローテーションの基本の動き(前衛は前、後衛は後ろのポジション、シャトルが上がってきても前衛は下がってはならない)だけでは対応できないシチュエーションが出てきます。
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たとえば後衛がギリギリまでフォアかバックサイドに動かされて、何とか追いついてドロップショットで返したとします。そしてすぐに逆サイドの奥にロブが返されたとき。
このケースではダブルスの基本に忠実に従うならば、トップ&バックを維持するために、そのシャトルはまた後衛が拾うべきショットということになりますが、パートナーの状況を把握できていたら、追いつけないと判断できますよね。
どちらかのサイドに振られた後衛よりも、前衛がカバーに入った方が効率が良いケースもあるでしょう。こういう時は、前衛がすぐさま判断してカバーに入る(シャトルを拾いに行く)、という選択もありといえます。
ダブルスの前衛の役割については下記の記事でより詳しくお伝えしていますので、まだ読んでいない人はぜひ確認してください。
参考:バドミントンのダブルスで前衛にいるとき反応が遅れる!前衛の役割とは
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後衛の役割は?
後衛の役割のひとつは、前衛の動きを見ること。もちろんシャトルを追うことも大事です。後衛は前衛を見ることができますが、前衛が後衛を見るのは好ましくありません。なぜなら、前衛が後衛を目でいちいち確認していたらシャトルへの反応が遅れるからです。
相手ペアからのリターンのほとんどのショットに対応しなければならないのが後衛。さらに後衛という文字通り、コートの後ろ(奥)の距離のある位置からリターンをすることが多いのが後衛。
下向きのショットであるスマッシュショットやカットショットなどで攻めなければなりませんが、ダブルスではコート奥からスマッシュを打ってもエースショット(決め球)となることはなかなかありません。
したがって点を取りやすい(エースショットを打ちやすい)のは、近距離から打つシーンが多い前衛です。前衛が機能するようサポートするのが、後衛のもっとも重要な役割のひとつであると言えるでしょう。
前衛・後衛それぞれの役割をしっかりこなそう
ダブルスはなによりパートナーとのコミュニケーションが大切です。多くのブログで目にしたり、誰かから聞いたこともあるかもしれませんが、バドミントンのダブルスは1+1=2ではない。前衛・後衛がそれぞれの役割を判断し行動することで、1+1は2以上になるのです。
無言で振り返りもしなければ、ラリーの間に声も掛けないのではなく、パートナーと協力する姿勢があれば、良いペアになれます。繰り返しですが、普段の練習からコミュニケーションをしっかりと取るようにしましょう。
ダブルスの戦術については下記の記事でも触れているので、ぜひ参考にしてください。
参考:バドミントンのダブルスで勝つ方法は?試合での戦術・攻め方について
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