バドミントン専用コートマットのお値段は新品で約160万円。販売されているサイトを探してみたところオーダシューズJPN.COMを見つけました。現在(2024年時点)の掲載価格は1,595,000円(税込)。
普通の体育館はバドミントンのコートラインだけではなく、バスケットボールやバレーボールのラインが引いてありますが、この状態だとバドミントンのラインが見えにくいですよね?
そこでバドミントンのコートラインだけをハッキリと見やすくしてくれるのが専用コートマットの役割のひとつです。このページではバドミントンプレーヤーなら誰もが憧れるであろうバドミントンマットについてお話しします。
バドミントン専用コートマットのお値段と効果
冒頭でもお伝えしましたがバドミントン専用コートマットのお値段は約160万円です。それに見合うだけのメリットがあるのかを説明します。
コート内で滑りにくくなる
コートマットは特殊なゴム素材でできているため、通常の体育館の床(以下、フロアー)よりも滑りにくくなります。ただし、シューズの裏のホコリなどの汚れをしっかりと落とさないと、フロアーでプレイするよりも滑りやすくなるので注意が必要です。
フロアーでも同じですが、同じシューズで靴底の汚れ具合が同じであればフロアーのほうが滑りにくいと感じるかもしれません。

上記のようなデメリットもありますが、それ以上のメリットがコートマットにはあります。コートマットはグリップ性が高く、クッション性も高いので身体的な負担が減ります。とくにヒザと腰への負荷が少ないため、フロアーでの試合より疲れにくく感じるはずです。
グリップ性能にも優れており、身体的にも負担が少ないのがコートマットのメリットです。しかしグリップ性能が高いことで起きるデメリットがあります。
それはシューズの靴底(ソール)の減りが早くなることです。コートマットはグリップ性能が高いためシューズとの摩擦が大きく発生しています。その結果、フロアーでプレイをするよりもコートマットでプレーをするほうが靴底(ソール)は早く擦り減っていくのです。
プレー中に滑りやすくなったと感じるのであれば、シューズのソールがすり減ってないか確認してみてください。
ラインの判定がしやすい
一般的な学校にある体育館ではバスケットボール、バレーボールなどの他の競技のラインも引いてあるためバドミントンのコートラインが見えにくい場合があります。そこに専用コートを敷けば、バドミトンプレイ専用の競技場へたちまち変わります。したがって、ラインの判定がしやすくなるのです。
バドミントンをプレーする人ならばぜひ知っておいていただきたいのですが、この専用コートを設置するのはかなりの重労働なのです。例えばコート1面分が4分割されている場合でも、1つ50~60キロ。
さらに少しでも空気が入るとプレー中にマットはズレてしまうので空気が入らないように徹底してエア抜きが行われます。
1面を準備するだけでも非常に重労働となるので、設置する時間はおよそ2時間かかります。大規模な試合ではこれを30面分用意しないといけない場合もあるのです。
1面分のコートマットの値段はおよそ100万円ですが、毎回新品で用意するわけではありません。バドミントン協会が所有しているものだったり、公共の体育館の備品を集めて使うことが多いそうです。
それでも輸送コスト、人件費を考えると莫大な金額がかかっているのは間違いないでしょう。
まとめ
プレーヤーからすると、コートマットでのプレイは非常に魅力的に感じるでしょう。またラインがハッキリするというのは線審(ラインズマン)も判断がしやすくなります。線審については下記の記事をご確認ください。
参考:バドミントンのイン・アウトの判定~これを読めば線審が怖いことない~
ただし、コートマットでのプレーには莫大なお金がかかっているということを忘れないでください。とくに生徒・学生であるならばお金を出してくれている人たちに感謝することを忘れてはなりません。
さらに、大会運営に携わってくれている人にも感謝をしましょう。コートマットだけでなく大会の運営は非常に大変です。事前に準備をしっかりとしてくれている運営者の方々へも感謝の気持ちを持って、試合に臨むべきでしょう。
参考:バドミントンのルール・マナー、悪い態度は反則!?挨拶はしっかりと
コートマットは高額で設置の手間もかかります。ただし、国際試合でもコートマットで行うこともあれば、フロアーでプレイすることもあるのです。大会運営側の方針に沿って試合をするので、コートマットだからいつも以上の実力が出るなんてことはありません。
