バドミントンのショットの中で速度が最も出るのはスマッシュショット。その初速はギネス世界記録にも載るほどの時速493km/h。
参照元は下記のサイトからです。
参照:ギネス世界記録™認定の「スマッシュ初速493km/h」が2015年度版『ギネス世界記録』に掲載されました
さて、ではスマッシュが速ければ試合で勝てるのでしょうか?実はそんなことはありません。
なぜなら初速が400km/hなのであって、打ったスマッシュ、もしくは飛んできたスマッシュは400km/hの猛スピードではないからです。
今回はスマッシュのポイントと、スマッシュを打ち返すスマッシュレシーブについてお話ししていきます。
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バドミントンのスマッシュ速度は手元に来たときどれくらい?
バドミントンのスマッシュの速度は相手選手によって打たれたあと、あなたの手元に来たときには空気抵抗などにより減速している。
国内トップクラスの女性選手の打つスマッシュの初速は時速250km/hを超えると言われています。また、男子選手の打つスマッシュの初速は時速300km/hを超えるとも言われる。
冒頭でお話ししたギネス記録はあくまで測定のために速いスマッシュが打ちやすい状態で計測しているので、試合中のスマッシュは300km/h程度になると考えていいでしょう。
またレシーブするときには空気抵抗などにより失速しているので、実際に手元に来るときは50km/h程度に落ちていると考えていいでしょう。
しかし、バドミントンのコートの大きさから考えると、たとえコートの一番奥から打たれたとしても、レシーブする選手の手元に届く時間は約0.3秒。
したがって、飛んでくるスマッシュのシャトルを確認して、それから反応して動いてでのレシーブは不可能。
こうなるとスマッシュのレシーブというのは、相手のスマッシュを打つフォームを見て、脳が飛んでくるコースや速度を予測していることになります。
続いて、スマッシュのポイントとスマッシュレシーブについてお話ししていきます。
バドミントンのスマッシュで大切なポイント
スマッシュのポイントは、スマッシュで勝とうとしないこと。
バドミントンではいくら速いスマッシュを打てても、それだけではエースショット(決め球)にはなりません。初心者が相手ならばともかく、ある程度のレベルになれば速いだけのスマッシュをレシーブできるプレーヤーはたくさんいます。
もちろんスマッシュがエースショットになるときもありますが、そうでない場合のほうが多い。
スマッシュは相手プレーヤーの姿勢を崩し、不十分な体勢からのリターンを誘い、テイクバックの時間を奪うことによってスイングの精度を下げることにあります。
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バドミントンは速いスマッシュを打つことが最大の目的ではなく、次の攻撃のためのスタートと捉えるようにしましょう。大切なのはスマッシュを打ったその後のショット。戦略立ててラリーを組み立てて、試合で勝てるようになりましょう。
スマッシュレシーブのコツ
スマッシュレシーブのコツは3つ。まずは下記にある3つのポイントをおさえるようしましょう。
- 正しいレシーブの姿勢をとる
- 手首を立てる=リストスタンド
- 肘から出して打つ=体の前でシャトルをとらえる
これらができるようになって、リターン(返球)の場所を自由に打ち分けられるようになります。初心者のうちはまずラケットに当てることを目標としてみてください。そして、ラケットは大振りしないことを意識してシャトルにラケットを当てにいきましょう。
スマッシュは勢いのあるショットなのでラケット面がしっかりできていて当たれば、相手のコートへリターンできる。
スマッシュはバドミントンの中で最も速く迫力のあるショットですが、あなたの手元に届くころには300km/hもないので何も恐れることはありません。
レシーブ練習を繰り返せば、返せないスマッシュなどありません。返せない場合は必ず理由があるので、レシーブができている選手に教えてもらいましょう。または練習中のあなたの動きをスマートフォンで録画してもらえれば、フォームの確認ができるでしょう。
参考:バドミントンでスマッシュレシーブが飛ばない原因は手首と肘にある
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それを分析してリターンできているときと、できていないときの違いやリターンがしっかりできている選手と何が違うのかを研究しましょう。
バドミントンのスマッシュの速度についてまとめ
バドミントンのスマッシュは速く、初心者のうちはスマッシュを受けるだけでも怖いかもしれません。しかし、今回お話しした通り、初速はギネス記録にも載るほどの速さですがあなたの手元に来るときにはスピードは落ちています。
またシャトルを見てから反応しては、スマッシュリターンには間に合いません。相手の動きを見てレシーブできる体勢で構えておくことが重要。
反対にスマッシュを打つときはこのスマッシュで決めるぞとエースショットとして打つのではなく、あくまでも相手の姿勢を崩すために打っていると意識してください。
この意識がないと、リターンされたときに一気に形成逆転してしまい不利な状況に追い込まれる。
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もし、エースショットになりえるスマッシュならば速さよりもコースにこだわること。相手プレーヤーがレシーブの準備をして待ち構えているところに打ちこんでもエースショットにはなりません。


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