バドミントンの壁打ちを家でやると、壁にシャトルが当たる瞬間に発生する騒音と、壁に多少ですが傷がつくことが問題となります。
しかし、これらの問題は工夫次第でいくらでも解決可能です。自宅でなくとも、体育館でコートに入れない時など積極的にシャトルを打つ経験を積むことは大切です。
今回は壁打ち練習のメリットと自宅でできる練習方法についてお話しします。
目次
バドミントンの壁打ちを家でもやるメリット
バドミントンの壁打ちを家でもやるメリットは、レシーブ力の向上につながるからです。特にこのレシーブ力はダブルスでは必須のスキル。シングルスでももちろんレシーブ力は必要ですが、ダブルスプレーヤーなら特に壁打ちをして、ラケットでシャトルを弾く感覚を養う必要があります。
さらに言えば一人で行える練習が少ないバドミントンで、この壁打ち練習は一人でラケットとシャトルを使ってできる練習です。
また自宅で壁打ちをするメリットをあえてもうひとつあげるなら、練習できる空間が限定されている点にあります。体育館や屋外に比べて動ける範囲が狭いので、ラケットを大振りすることができなくなるのです。
必然的にラケットスイングがコンパクトとなり、コントロールテクニックが養成されます。これがあえて自宅室内で壁打ちを行うメリットなのです。
参考:バドミントンでスマッシュを打ち返すにはバックハンドを強化すべし
壁に傷をつけず騒音も気にしないで済む商品「かべ打ち君」
壁打ちをすると音と騒音が気になると冒頭で述べましたが、それらを解消してくれる商品がこちらの商品かべ打ち君です。
奈良岡功大選手も壁打ちを自宅で小学校2年生の頃からほぼ毎日行っていたそうで、長い時は1時間も壁打ち練習をしていたそうです。そうなると壁の負担が大きくなって、壁に穴が開いてしまったそうです。
このかべ打ち君があれば壁に穴をあける心配もなく、音も軽減されるメリットがあります。また体育館の壁素材が弱かったりすると破損の恐れがありますし、凹凸がある場合は想定外のところに跳ね返ってしまい練習になりません。
このかべ打ち君なら、ちょうどよい反発性能を持っているので練習の効果がより高まるでしょう。またかべ打ち君を立てる角度によってシャトルが跳ね返ってくる速度も変わってくるため、練習目的に合わせた角度でかべ打ち君を設置することにより目的通りの上達が見込めます。
かべ打ち君の紹介動画もあるので、是非ご覧ください。
レシーブ力以外にも壁打ち練習で上達するスキル
壁打ちはレシーブ力以外にも次のようなスキルが向上します。
- シャトルスピードが速いラリー展開に対応できるようになる
- フットワーク力向上
- グリップの持ち替えが上達
- シャトルコントロール能力向上
それぞれ順番に解説していきますね。
シャトルスピードが速いラリー展開に対応できるようになる
まず1つめの「シャトルスピードが速いラリー展開に対応できるようになる」です。これはかべ打ちのほうが対人に比べてすぐにシャトルが返ってくるからです。
ラケットを大振りしていたり、ラケットの出す向きに迷っていたりすると対応ができません。そのためラケットを大振りすることがなくなり、速いシャトルに対して素早くラケットを出すことができるようになっていくのです。
フットワーク力向上
2つめは「フットワーク力の向上」。かべ打ちではコートでラリーをしているときのような大きな動きをすることは、ほとんどないでしょう。しかし、テニスやスカッシュと異なり、バドミントンに使用されるシャトルは球状ではないのでかべ打ちをしているとどこにシャトルが飛んでくるか分かりにくいです。
そのため棒立ち状態では、かべ打ちを連続で行うことはできません。そこで半歩から1歩程度移動して打つことで、連続して壁打ちを続けることができるようになります。
壁打ちは動いてから打つ練習になるので、ラケットワークだけでなくフットワークの練習にもなるので、フットワーク技術の向上にもつながるのです。このとき足が床に着いてから打つことをしっかりと意識しましょう。そうすることにより、安定したショットが打てるようになります。
グリップの持ち替えが上達
3つめの「グリップの持ち替えが上達」するのは、打つ場所をコントロールすることによりグリップをフォアハンド・バックハンドと持ち替えて打つ練習ができるため。
壁打ちの技術だけを向上させるならバックハンドだけで打ったり、フォアハンドだけで打っても構いません。しかし、練習がいくらうまくなっても意味がないですよね。試合ではフォアサイド・バックサイドのどちらに打たれるか分かりません。
シャトルを打つ場所をコントロールして、フォアハンド・バックハンドと交互に持ち替えながら打つことによりグリップ持ち替え技術の向上が見込めます。
シャトルコントロール能力が上がる
4つめの「シャトルコントロール能力が上がる」とは、自分が狙った場所にしっかりと打てるようになるということです。
壁打ちを始めたばかりの頃はなかなか続けて打つことができません。それはシャトルがどこに飛んでくるかまったく予想がつかないからです。慣れてくると打ったシャトルがどこに返ってくるのかが予測できるようになります。そしてシャトルへの反応速度も上がっていくのです。
これはどのぐらいの強さで打てばどこに返ってくるのか、シャトルの動きを見極めることができるようになっているからなんですね。
また無意識かもしれませんが、連続して壁打ちを続けられるように狙う場所も考えるようになっていきます。こうなれれば、コートの中でも狙った場所に打てるようになっていくでしょう。
壁打ち以外でも家でできるバドミントンの練習
かべ打ち意外にも家でできる練習はあります。体育館やスポーツセンターなど屋内練習ができるコート以外でも練習をすることで、実力がついていくのです。いくつかその練習例を挙げていきます。
素振り
素振りもバカにしてはいけません。椅子に座った状態で、腕を床と平行に伸ばしラケットをイースタングリップ(フォアハンド)で持って回内運動を繰り返す。
このトレーニングによってスマッシュショットを打つときに使う筋肉を鍛えることができます。
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同様に回外運動(回内運動と反対の動き)の素振りも行うべきです。
握力トレーニング
バドミントンはインパクト(シャトルがラケットに当たる瞬間)の瞬間に 、ラケットのグリップを握りこむことによって、スイング速度が上昇します。
したがって、握力を鍛えることによってクリアがより遠くまで飛ぶようになり、スマッシュの速度は上昇することになるのです。。
トレーニングの方法として握力を鍛える画像のような器具を購入してもいいですが、もっと手軽に毎日継続的に行えるトレーニング方法があります。それは、お風呂の湯船の中で手の平を閉じたり開いたりする運動。
実際にやってみると、想像している以上に負担は大きいでしょう。さらに手の平を開いた状態で手首を上下運動させることによっても手首の筋力の強化ができる。
この握力と手首の筋力を鍛えることによって多少姿勢が崩れた状態からでも、相手コート奥まで飛ぶショットが打てるようになります。筋力トレーニングになるので、繰り返し継続して毎日行いましょう。
参考:バドミントンの練習は一人でできる?初心者にもオススメの自主練方法
トレーニングラケットを使用した練習
バドミントンで使う筋力を効率的に練習したいならば、トレーニングラケットを使った練習もおすすめです。
トレーニングラケットは一般的なラケットの重さが80グラムから90グラムなのに対して、120グラムから150グラムの重さがあります。したがって、一般的なラケットと比べると、1.5倍ほどの負荷が練習中にかかることになります。
バドミントンでスマッシュの速さを上げたい、クリアの飛距離を上げたいと思ったときに重要になるのはスイングスピードの速さです。
なぜスイングスピードかと言うとスイングスピードが速いとラケットがしなり、シャトルに伝わる力が大きくなるからです。このスイングスピードをあげるのに効果的なのが、さきほど紹介したトレーニングラケットなのです。
このトレーニングラケットを使用して基礎打ちや素振りをするだけで、いつも以上に筋肉へ負荷がかかりトレーニングができるようになります。
しかし、いきなり重たいラケットを使用すると肩の筋肉を傷めてしまったり、適切な筋力がつかない可能性があります。まずは118グラムのアイソメトリック TR1
またトレーニングラケットを使うときは、トレーニングラケットだけを使うのではなく一般的な重さのラケットと併用してください。トレーニングラケットの過度な使用は、肩の筋肉や手首を傷める可能性があるからです。
そのため練習中ずっとトレーニングラケットを使い続けるのは避けるようにしましょう。
参考:バドミントンのトレーニング インターバルトレーニング・トレーニングラケットを使用した練習
縄跳び練習
バドミントンのトレーニングメニューに縄跳びを練習に取り入れるのは効果的。縄跳びでは、バドミントンのフットワークに必要な脚力やスタミナ、集中力と脚力を鍛えることができます。
バドミントンの練習は基本的にラケットとシャトルを使う場合、壁打ち練習などを除いてはふたり以上でないとできませんが、こういった体力作りを目的とした練習は、一人でもできます。
なぜ縄跳びが良いのかというと縄跳びは手首を使うので、手首(リスト)の力がつけば追い込まれた姿勢でも手首の力だけでリターンすることも可能となるからです。
そしてバドミントンのフットワークの大切なポイントである足を床にべったりとつけないということも、縄跳び練習をすることで筋力が鍛えられるのでみにっつくでしょう。
参考:バドミントンの上達に縄跳び練習は効果的!練習メニューに取り入れよう!
バドミントンの壁打ちについてまとめ
ライバルと差をつけるためには、バドミントンのコートの中だけの練習だけではなく、自宅でも練習するぐらいのやる気が必要です。その選択肢のひとつが壁打ち練習です。
専用のアイテムである「かべ打ち君」があれば、より練習に気合いも入ると思います。また騒音も気にせず、シャトルへの負荷も減らせて跳ね返りも良くなるので、本気で勝ちたい相手がいるなら高い買い物ではないと思います。
そして、シャトルを打つ練習だけではなく筋力を鍛えることによってショットの威力を上げることができます。
腕の筋力だけではなく、足の筋力も鍛えればフットワークの強化になります。ファイナルゲームまでもつれこむ試合になれば、スタミナが勝敗を分けることもあるでしょう。
シャトルを打たない練習は地味で楽しくないトレーニングと感じるかもしれませんが、ライバルとの差はこういうところで差がでてくるのです。
~追伸~
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