バドミントンのラケットを使っていて、以下のような悩みはありませんか?
- 最初から巻いてあるグリップ(インナーグリップ)の上にグリップを巻いているインナーグリップがボロボロになってしまう。
- ラケットのグリップが握りにくい。
- いろんなグリップテープを試したけど手に馴染まない。
これらの問題を解決できる可能性があります。それはバドミントンラケットのグリップにアンダーラップを巻くのです。厳密に言うと実際に握るグリップ(オーバーグリップ)の下にアンダーラップを巻きます。
今回はアンダーラップの巻き方についてお話ししていきます。
バドミントンのラケットグリップへのアンダーラップの巻き方
アンダーラップの巻き方はグリップエンド(メーカーのロゴマークが書いてある方)から、上に向かって巻いていきます。
種類にもよりますがアンダーラップの幅は広いので、ふたつに折るとよいでしょう。そうするとちょうどグリップテープと同じぐらいの太さになります。
インナーグリップを残す場合はインナーグリップの巻き方に合わせて、巻いていきましょう。左利きの場合は、作業する利き手の関係で自然とインナーグリップと逆巻きになるはずです。

上に巻いていくときは、斜めに巻いていきましょう。グリップ部分の一番上までアンダーラップを巻いたら、今度は斜め下に向かって巻いていきます。
自分の好みの太さになるまでこの工程を繰り返しましょう。このアンダーラップ(クッションラップ)の交換時期は、グリップテープを交換するときに新しいものへと交換することをおすすめします。
アンダーラップも交換する理由は、長期間同じアンダーラップを巻いたままだと汗などの水分によってカビが発生して悪臭を放つなど衛生的によくないからです。

参考:バドミントンのグリップテープの交換時期はいつ?汚れてきたら交換?
アンダーラップの種類
バドミントンのラケットのグリップに巻くアンダーラップは、スポーツ用品店でも買えます。またドラッグストアでも販売しています。上記の画像はクッションラップと言う商品名でラケットグリップへ巻くための商品として売られているのです。
テーピング用のアンダーラップとの性能差はないので、商品名が違っているという認識で問題ありません。そもそもアンダーラップは、テーピング前に肌を保護するための下地としても使われます。テーピングテープを肌に直接巻くとかぶれてしまう可能性があるので、それを防ぐために用いられているのです。

アンダーラップを巻くのに準備する道具
用意するものは下記の4つだけです。特殊な道具は何も必要ありません。
- ハサミ
- アンダーラップ(スポーツ用品店だけでなく、ドラッグストアなどで売っているモノでOK)
- 新しいグリップテープ
- 両面テープ
インナーグリップを剥がしたい人は、シール剥がしスプレーもあると良いでしょう。ラケットグリップの木の部分に残っているノリを剥がすときに役立つと思います。
アンダーラップを巻くときにラケット購入時に巻いてあるグリップ(インナーグリップとも呼ばれます)は剥がしても、剥がさなくても大丈夫です。細いグリップにしたい人は剥がしましょう。
新しいグリップテープの巻き方
アンダーラップを好みの太さまで巻けたら、新しいグリップテープを巻いていきましょう。グリップエンドから上に向かって巻いていきます。グリップテープはゴム製のため伸びる性質があります。少し引っ張りながら巻き上げていきましょう。
グリップテープ自体に両面テープが付いているグリップを巻く際は、細心の注意を払いながら巻いていきましょう。失敗するとアンダーラップごと剥がれてしまいます。
グリップテープはラケットシャフトまで巻く人もいますが、好みの問題なので自分の好きなところまで巻きましょう。巻き終えたら、グリップテープ付属のシールで留めましょう。ちなみにこのシールはエンドテープと言います。
エンドテープもグリップテープと同じように少し伸びますので、引っ張りながら貼るとキレイに仕上がります。
まとめ
グリップテープはラケットの使用頻度が多いほど劣化は早くなります。交換の目安としては、下記のいづれかに当てはまったら、交換時期です。
- グリップテープがズレてきた。
- グリップテープが黒ずんだりして変色、汚れが目立ってきた。
- グリップテープの表面がカサついてきた。
グリップテープの交換はそんなに難しい作業ではないので、ぜひ自分でできるようになりましょう。また交換の際はインナーグリップを保護するためにも、アンダーラップを巻くようにするといいですね。