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バドミントンの点数(数え方)について解説

バドミントンの正しい点数の言い方(数え方)をご存知ですか?昔はサービス(サーブ)を打った人がラリーに勝たないと得点にならないラリーポイント制でした。現在ではサーブをどちらが打ったかに関わらずラリーを制したほうに得点が入るラリーポイント制が採用されています。

 

またバドミントンをレクリエーションではなくスポーツとしてプレーするのであれば、正しいコールをすべきでしょう。ちなみに得点をコールするときは英語です。

 

一言アドバイス
中学生になったばかりでも1~30までしっかり英語でコールできるようになってくださいね!

 

この記事ではバドミントンの点数の言い方・数え方について解説しているので、点数のカウントやコールが不安な人はぜひ読んでみてください。

 

 

バドミントンの得点のカウント方法

まずバドミントンの得点方法の基本ルールは下記の3つです。

ゲーム方式は21点3ゲーム。2ゲーム先取のラリーポイント制

ラリーポイント制とはサーブをどちらがしたかに関係なく、ラリーに勝ったプレイヤーにポイントが入るルールです。2006年度の全日本実業団大会以降からこのラリーポイント制を導入しています。

 

それまではサイドアウト制と呼ばれる方式を採用していました。これはサーブ権を持っているときにラリーに勝たないと、得点にならないルールでした。このサイドアウト制だとなかなか試合が終わらず、長時間になることが多かったです。

 

そのためプレーヤーは技術よりも、体力と集中力が必要とされる状態とも言えました。プレーヤーへの体力的負担が大きすぎるため、現在のラリーポイント制になったという経緯があります。

20点オールになった場合にはその後最初に2点リードした方がそのゲームでの勝者

20対20の同点になった場合は先に2点リードした方が勝ちになります。例えば20対20の同点だったら、先に22点とった方がそのゲームの勝者となります。もし21対20になった後に、21対21で再び同点になったら先に23点目をとったほうがゲーム勝者です。

 

ゲームは2点差が開くまで、継続します。継続していき得点が29点の同点になったら、先に30点を得点した方がそのゲームの勝者となります。この内容は競技規則の第7条スコアリングシステム第4項と第5項に書かれています。

第4項  スコアが20点オールになった場合には、その後最初に2点リードしたサイドがそのゲームでの勝者となる。
第5項  スコアが29点オールになった場合には、30点目を得点したサイドがそのゲームでの勝者となる。

引用元:競技規則(公益財団法人 日本バドミントン協会採択)

上記の基本ルールは、バドミントン全5種目において共通です。ちなみに全5種目とは、下記の5つです。

  • 男子シングルス
  • 女子シングルス
  • 男子ダブルス
  • 女子ダブルス
  • 男女混合ダブルス

参考:バドミントンのミックス(男女混合)ダブルスでの配球・戦い方・フォーメーション

 

 

ゲーム終了直前のコールに注意

ゲ-ム終了時、つまりどちらかが20点に到達した時点でのコールがあります。1ゲーム目は「◯◯ゲームポイント、◯◯」とコールします。例えば「20ゲームポイント、6」または「29ゲームポイント、28」

 

2ゲーム目で勝敗が決まる場合は「◯◯マッチポイント、◯◯」とコールしてください。「20マッチポイント8」または「29マッチポイント28」とコールしましょう。

 

2ゲーム目で勝敗が決まらない場合は、1ゲーム目と同様に「◯◯ゲームポイント、◯◯」とコールします。そして2ゲーム目に同点となった場合は「◯◯ゲームポイントオール」です。最終ゲームの3ゲーム目で同点になった場合は「◯◯マッチポイントオール」

 

また点数をカウントする主審を務めるならば、審判用紙にも正しく記入できないといけません。

 

審判用紙への記入方法については【初心者必見】バドミントンのスコアシートの書き方のルールの記事の中で解説しているので、不安な点がある人は合わせてチェックしてみてください。

 

 

バドミントンの得点コールは英語

まずバドミントンのルールで得点のコールは英語で書いてあります。つまり30までは英語で数えられなければなりません。小学生や中学校入りたての子には難しいかもしれませんが、この機会に学んでもらいましょう。

 

得点の言い方で、特別なのは「0」を「ラヴ」と発音します。テニスでも「15-0」を「fifteen-love(フィフティーン-ラヴ)」と言いますね。この理由としては「0」が卵の形に似ているので、卵を意味するフランス語の「l’oeuf」(ルフ)が、英語の発音で「love」になったという説が有力です。

 

一言アドバイス
試合を見たり、実際にプレーしたりすれば自然と覚えられるので大丈夫です!

 

参考:バドミントンの主審が使うコール~言葉・セリフ~をマスターしよう!

 

 

【まとめ】バドミントンのルールで正しい点数の言い方

得点のコールひとつを取り上げるだけでも、これだけ厳密に定められています。得点のコールの仕方を間違えたからといって、勝敗に影響するわけではありません。しかし、やはり間違えると恥ずかしいですよね。

 

特に指導する側の人であれば、このような細かいルールまでしっかりと覚えておきましょう。

 

教えてもらう立場からすれば、競技のルールさえ熟知していない人から教わりたくはありませんよね?

 

参考:バドミントンのルールでフォルトとなる場合は?名称と種類を徹底解説!

 

また部活動の顧問という指導者の立場にあるなら、試合中のマナーについてもしっかりと教えるべきです。バドミントンは試合中のマナーが悪いという理由でフォルトになる可能性もあるのです。

 

試合中のマナーについてはバドミントンのルール・マナー、悪い態度は反則!?挨拶はしっかりとの記事でお話ししているので合わせて読んでみてください。

バドミントンのルール・マナー、悪い態度は反則!?挨拶はしっかりと

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